AT&T スピンオフに関わる取得単価について(確定申告参考用)①

こんばんは。かぜふくままです。
45歳から投資を始めた投資初心者です。FIREを目指して投資を始めました。
40代、50代で投資に興味を持った方に向けて、参考になればと思い、書いております。

今日は、AT&T株がスピンオフとなって、銘柄が一般預り口座に移動してしまった話です。

スピンオフして一般預り口座に移ってしまった時に、すぐにやっておいた方がいい事を書いていきます。

最初に結論から。

ずばり!「取得単価の計算」です。

4月9日には取得単価(参考単価)の部分が「ー」となっていて、

「取得単価なくなっちゃった・・・。」と思ってました。

4月9日の時点では表示が無かったのですが、4月11日に復活してました。

売る時に、(売却金額)ー(取得金額)=(売却益)となって、その売却益に対して税金が掛かります。なので、この表示が無いと本当に困るんですよね。確定申告時に自分で計算しないといけなくなります。

ちなみに、もう一つ一般預り口座に株を持っていて、それがキンドリル株です。

IBMのスピンオフをくらって、取得したのですが、取得単価(参考単価)が「ー」になってます。

・この記事の対象者

  • AT&T株の保有者で、スピンオフの権利獲得した方。
  • 売却時の取得単価をどう計算したらいいかわからない方。
  • 「え?」表示されているままでいいのでは?と思った方。
  • 売る気が無いからいいや。って思っている方。
  • AT&T株が一般預り口座に入って困ってる方。

そんな方に書いていきます。

・結論

  • AT&T株の取得情報は今すぐ集めた方がいい。(忘れちゃうから)
  • AT&T株を売る気が無くても、スピンオフにて得た新株を売る際にAT&T株の取得単価が必要になります。
  • 詳しくは税理士さんに相談。
  • 相談する税理士さんによっては、国に有利(自分に不利)な情報で進められてしまうかも。

※こちらの記事は参考程度に留めて、係る所得税など、詳しくは税理士さんに相談して下さい。

・取得単価を確認する必要性について

一般預り口座に入っている株は、配当金や売却益(売った際の利益)が出た場合、確定申告が必要になります。

スピンオフの新株分で端数が出た場合も、端数分が換金されますが、売却益とみなされるので、確定申告必須です。

ただし、その年の副業が20万円以下の場合は免除の可能性もあります。よく確認してください。

・すぐに取得単価を確認する意味

実際には、確定申告しない場合(給与所得以外で20万円以下の場合等)はそれほど気にしなくてもいいと思います。

ただ、一般預り口座に移ってしまった時点で、配当金に対しての確定申告が必要になるし、売る場合には確定申告にて自分で税金を納める計算が必要になってきます。

その時に取得単価がめちゃくちゃ重要!!

すぐに売ってしまうのであればいいのですが、10年後とかになると、証券会社でも資料が残っていなかったりします。(電子交付書面の保管期限が過ぎてしまう。)

そうなると、取得単価が分からなくなってしまう可能性もあり、かなり危険です。(どう危険なのかは後述します。)

スピンオフで「何だ?!@@」となっている今だからこそ、勢いに任せてしっかり情報を集めておくべきです。

・取得単価の探し方。

実際は、今回スピンオフしたAT&T株だけであれば、取得単価は「参考単価」として出ています。

しかしながら、こちらは「参考単価」であって、確定申告では使えませんでした。(かぜ主観)

なぜかというと、確定申告の際には、取得した金額を円に直さなければいけなくて、ドルでの取引をしていた場合、買った時点でのドル円相場が必要になります。

ちょっと難しい話になってしまいましたので、簡単な例を挙げてみます。

例1)AT&T株 10月5日 1株を30ドルで購入 10月12日 1株を20ドルで購入

この場合、2株で50ドルなので、取得単価は25ドルです。

ただ、確定申告では、10月5日のドル円相場(100円/ドル(仮))を加味して、1株3,000円で買ったとみなします。

10月12日はドル高で(140円/ドル(仮))、1株2,800円で買ったとみなします。

このように日本円で直して、5,800円が購入価格、取得単価は2,900円になります。

この、購入時の相場が買った時の資料が無いと分からなくなっちゃうんです。

何回かに分けて買っている方は、特に今すぐに資料を集めておく事を推奨します。

・ネット証券で取引している場合は、電子書面が便利

SBI証券の場合、「電子交付書面」というのがあって、PDFで保存されています。

「え?じゃあ、今調べなくても良くない?」

「売る時に調べればいいじゃん!!」

って意見もあるかもしれません。ただ、こちらは、SBI証券の場合、約5年保管みたいです。

つまり、5年を超えると無くなっちゃいます。

長期運用を考えている場合は特に、5年って「あっという間」かもしれません。

本当は、取得した時に、電子交付書面をしっかり自分で保存しておくべきなんだと、確定申告して思いました。

という事で、SBI証券の場合ですが、取得単価を見つける手段に入っていきます。

・電子交付書面の場所について

SBI証券の場合、「口座管理」にマウスを持って行き、クリックしません。

ちょっと待つと「プルダウンメニュー」が出て来ます。

その一番下にある「電子交付書面」をクリック

するとこんな画面に行くので、下の方にある、「閲覧」をクリックします。

※電子交付書面にするのに、書面の「郵送発行」から「電子書面」への移行に同意する手続きをした気がします。そちらをしていない場合、「郵送」で毎年?送られてきている書面を探すしかないかもです。

電子交付書面の場所がこんな感じ。

僕の場合は108件あるみたいです。

全部見てられないので、条件を絞って探さないとです。

ここからは個別に探していく事になりますが、買った年月が分かっていれば、ある程度絞れます。

今回探しているのが買った時の取引き情報なので、「種類」で絞る場合は、「取引報告書」

ちなみに、売った事がある場合はそちらの情報も必要になります。

僕自身が、頻繁に売買していない(基本、買ったまま長期ホールド予定)なので、短期売買をしている場合の取得単価の捉え方は僕ではわからないです。

その場合は税理士さんに相談して下さい。

ひとまず、僕自身が2021年の1月から本腰を入れて始めたので、その月で探してみます。

「受信年月」の期間を「2021年1月」~「2021年1月」として、

「絞り込む」をクリックします。

「受信年月」の範囲が「2021年1月」~「2021年1月」になっていて、僕の場合ですが、7件あります。

その中で、6件が「取引報告書」なので、最初の方から「表示」をクリックして確認していきます。

「表示」をクリックすると、こんな「電子交付書面」が出て来ます。

色々な情報が出てて、見せられない物がいっぱいあるんですが、こんなイメージです。

※一応、住所等は伏せていますが、無理やり見ようとしないで下さい。

こちらはPDFファイルなので、これを右クリックして「保存」→自分のPCなり、クラウドなりに保存しておいて下さい。

アナログな方は印刷して保管しておくのもありです。

・AT&T株の取引実績例

僕の最初のAT&T株買付はこんな感じでした。(内緒ですよ。)

この時は、200株を29.265ドルで買っていますね。為替レートが104.15(円/ドル)

今(2022年4月)よりずいぶん円高です。

結局、売るタイミングで、こちらを円貨に直した金額で、取得金額を出さなければいけなんです。

ちょ~面倒くさいです。

おそらく、個別に税理士さんに相談するとしても、この資料が必要になると思います。

確定申告する際には必須と言えそうです。

記事が長くなってきてしまったので、この辺で一旦区切ります。

・まとめ

  • AT&Tのスピンオフに際して、すぐに取得した際の「取引報告書」を探しましょう。
  • 一般預り口座に移ってしまったAT&T株を売る際には自分で税金の計算をして確定申告が必要。
  • 「電子交付書面」の「取引報告書」は意外と探すのが大変。
  • SBI証券の場合、「取引報告書」の保管は約5年。無くなる前にPCに保存、もしくは、印刷しておきましょう。

まだまだ読みにくい箇所や見え方なども勉強中なので、少しづつ直していきます。
またお時間がありましたら、ご来訪頂ければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご質問があれば、コメントにでも入れて頂けると、出来る範囲で回答します。
これからもよろしくお願いします。

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